地域と私
職員一人ひとりの活動が、
地域の未来を変えていく。
地域との深いかかわりを通して、さまざまなかたちでその発展に貢献する京都中央信用金庫。そうした個々の取組みは、すべて職員一人ひとりの地道な活動に支えられています。地域への自身の想いを、地域の未来づくりというかたちで表していく。ここでは、そんな一人ひとりのチャレンジをご紹介します。















職員一人ひとりの活動が、
地域の未来を変えていく。
地域との深いかかわりを通して、さまざまなかたちでその発展に貢献する京都中央信用金庫。そうした個々の取組みは、すべて職員一人ひとりの地道な活動に支えられています。地域への自身の想いを、地域の未来づくりというかたちで表していく。ここでは、そんな一人ひとりのチャレンジをご紹介します。
歴史ある日本酒製造の法人のお客さまを担当しており、その販路開拓をお手伝いさせていただきました。経営者の方との面談を重ねて事業内容や課題を把握。それらの情報をふまえて、中国向けの当金庫専用ECサイトを活用し、海外販路の開拓をサポートしました。中国人インフルエンサーによる配信が奏功して完売続出。さらに中信ビジネスフェア(当金庫主催の異業種交流イベント)ではバイヤーとのビジネスマッチングが成立し、更なる販路の開拓につながるなど、さまざまな取組みにより販路拡大に成功し、売上増加に貢献することができました。今後も地域金融機関としてコンサルティング機能を発揮し、地元企業の成長をサポートしていきたいと考えています。
新型コロナウィルスの影響により、既存事業の建設業に加え、新たな事業として、ディーゼルエンジンから出る有害な排気ガスを浄化する尿素水『AdBlue』の製造を計画された法人のお客さまがいらっしゃいました。新規事業の資金調達に苦戦されていましたが、事業計画書の策定をサポートし、当金庫のSDGs融資商品「SDGsサポートローン」を活用して金融支援も実施しました。SDGs開発目標の「7.クリーンなエネルギー効率の改善」を実現し、脱炭素社会の実現に寄与することができました。
支店の取組みで西陣織を営むお取引先企業の工場を見学させていただきました。普段外回りをする総合営業グループ担当者だけでなく、内勤者もお客さまの仕事を実際に見ようという取組みでした。実際の織物の製造現場を見学することで、京都の伝統産業の素晴らしさを肌で実感することができ、支店にいるだけでは体験できない有意義な時間になりました。また、仕事を通してさまざまな方と関わることができる当金庫の魅力についても改めて実感することができました。
「みなみのマルシェ」という地域の食料品のマルシェイベントに企画段階から関わりました。お取引先より企画の話を聞き、「地域活性化」という目的に共感した経緯から、企画に参加させていただき、イメージキャラクターのデザイン案の提出や当日の企画、出展企業の募集などを行いました。最終的には新型コロナウイルスの影響でイベントは中止となってしまいましたが、取組みが地域の活性化につながっていると実感できたことに加え、普段関わることのできない方々と仕事ができたことは非常にいい経験になりました。(写真は、開催予定地だった公園にて・・・残念)
当金庫取引先の新たな販路拡大のため、京都市ふるさと納税返礼品への出品サポートを行いました。各営業店を通じてお取引先に呼びかけ、希望者を京都市に紹介。その結果、40先以上の商品が採用され、「ふるさとチョイス」をはじめとする、ふるさと納税ポータルサイトに掲出されました。京都市との連携により実現したこの取組みは新聞やテレビなどにも大きく取り上げられました。この取組みを通して地域のお客さまに感謝の言葉をいただけたことがとてもうれしく、貴重な経験ができました。
「アウトドア専用の財布を作りたいのですが、相談に乗ってもらえませんか」と、アウトドア用品の小売業を営むお客さまが融資窓口に相談に来られました。まずはお客さまの財布に対する思いをお聴きし、試作品を拝見したところ、商品に独自の工夫やデザイン性が感じられました。そこで当金庫が提携しているクラウドファンディングを紹介。担当者と綿密な打ち合わせを重ね、最終的に購入希望者161名、応援購入総額1,012千円(目標達成率506%)の大成功を収めました。製作にかかる費用は当金庫が金融支援を行い調達。お客さまの長年の夢であった自社ブランド商品の企画から商品化までをサポートすることができ、お客さまには「ありがとう」の感謝の言葉を頂戴しました。
私は主に個人向けの融資を担当しています。自慢できるような華やかなエピソードはありませんが、そんな私にも誇りに思うことがあります。それは、今まで関わってきたお客さまとのつながりです。ピカピカの新車を飛び切りの笑顔で見せに来てくださるお客さま、どんな些細なことでも一番に相談してくださるお客さま、「近くを通ったから」とお顔を見せに来てくださるお客さま・・・。一人ひとりのお客さまが私と地域とのつながりの証です。日々の仕事の中で、たくさんの地域のお客さまとのつながりを実感できることが何よりもやりがいにつながっています。
地域の商店街の役員さまと連携し、支店ロビー内に商店街のお店を紹介する掲示板を作成し、設置しています。商店街で営業されているお店や新たにオープンしたお店に取材に伺い、お店のアピールポイントや店主の方の思いを聴き取り、手書きで掲示板を作成しました。掲示板は来店されるたくさんのお客さまにご覧いただき、掲示板を見てお店へ行かれた方もおられたと、お店の方には大変喜んでいただいています。1年目からこのように地域のお客さまと関わることが出来、当金庫の地域とのつながりの強さを実感しています。
新たに整骨院の開業を検討されているお客さまから、創業資金のご相談を受けました。お客さまの事業に対する考えや思いをお聞きし、ぜひお力になりたいと強く感じ、お客さまとの面談を複数回重ね、融資実行に向けて奔走しました。その結果、無事創業のご支援ができ、お客さまにも大変喜んでいただきした。夢が叶っていきいきと働かれているお客さまの姿を見て、当金庫の使命を改めて感じ、今後の仕事に対するモチベーションアップにもつながりました。
私はテラー(窓口業務)を担当しており、ある日運送業を営んでおられる法人のお客さまが口座開設に来店された際に、「人手が不足しており、外注で運送してくれる個人の運送業者を探している」というお話をお聞きしました。そこで、以前口座開設を担当した個人事業主の運送業者のお客さまにそのことをお伝えしたところ、「創業して間がなく、取引先を探していたところです。ぜひ紹介してほしい。」と言っていただき、お互いのニーズが一致したビジネスマッチングにつなげることができました。テラーでもアンテナを広く持つことでビジネスマッチングに関わることができ、自身の仕事の幅が広がったと感じます。
取引先である茶業組合さまへ赴き、宇治の茶畑を見学するなど宇治茶について学びました。見学後は宇治茶の歴史などが紹介された冊子を、お客さま向けに支店ロビーに設置したり、職員向けに宇治茶セミナーを実施するなど幅広く宇治茶の魅力を発信しました。この取組みを通して、来店されるお客さまとの会話も弾むようになり、お客さまとの距離がより近くなったと感じております。また、職員自身が宇治茶について深い知識を得たことで、茶業を営むお取引先についての理解も深まり、大変良い経験でした。
金属製品の総合メーカーである、法人のお客さまへ新規訪問し、本社訪問や工場見学を通じて、企業の歴史を丁寧にヒアリングしました。過去に工場が台風被害に遭われ事業に大きな影響を受けたという話をお聞きし、防災対策の面で自分にお手伝いできることを必死で考えました。課題の解決方法を立案して、地域の特性や周辺の避難経路の情報を収集。災害発生時のBCP(事業継続計画)の策定を支援させていただきました。その後、ご融資のお取引にもつながり、今では資金面だけでなく事業のあらゆる面でご相談いただける関係性になっています。
お客さまからお電話で、「使わないお金があって、なにか良い使い道はないか?」という問い合わせをいただきました。後日、上司とともにお客さまの自宅へ訪問し、定期預金と投資信託のミックス商品をご紹介すると、お客さまより「投資信託はやったことがないけれど、いくつかあるファンドの中ではIT企業に興味がある。これからの未来を担うような会社に投資したい」と、IT企業に興味をお持ちだったご様子。IT関連のファンド(投資信託商品)を説明し、「そうそう、こういうのに興味ある!」と、話が弾み、そのファンドを購入いただきました。これをきっかけに、株式やヘルスケア、SDGsなど幅広いファンドを購入いただくことができました。一つのお電話から、お客さまのお取引拡大につなげることができ、資産運用提案業務の魅力を実感しました。
地域の商工会青年部と連携し、若手経営者・後継者候補の方向けに、「早いうちから始める資産形成」、「財務分析演習」というディスカッション形式のセミナーを開催しました。支店のメンバー他2名と本部の地域創生部と連携し、また、商工会のご協力の結果、セミナー参加者の方に大変好評をいただくことができました。地元企業の発展という共通目的を持つ組織として協力し合い、地域へ貢献した活動で、自身の成長も大きく感じることができました。
私が入職した当初、支店付近の事業所へ就職されたお客さまが給与の受取口座を作りに来店されました。その時は私も社会人1年目という同じ立場であり、緊張する日々を過ごされているのだろうと想像しながら、お祝いの言葉をかけさせていただきました。それから1年経過した後に、そのお客さまが自動車購入資金の申込にご来店されたのですが、お話を伺うと、私のことを覚えていてくださり、相談に来られたとのこと。初めてのマイカー購入のお手伝いをさせていただき、再びお祝いの言葉を申し上げることができました。そのお客さまは大変お喜びになられ、「ずっとこの支店にいてくださいね」というお言葉をくださいました。一つのお声かけが地域のお客さまと当庫とを結びつける、それが地域金融機関の対面営業の真骨頂であると感じた瞬間でした。
マネーコンサルタントとして3店舗を担当し、地域のお客さまに資産運用のご提案業務を行っています。先ごろ、当金庫の人材育成制度の一つである「CISマイスター」の資格を取得し、お客さま目線に立ったご提案を心がけています。お客さまから「いつもありがとう。亀井さんを頼りにしているよ」といったお声をいただくこともあり、日々の仕事の励みになっています。また最近では、お取引先企業の従業員の方向けに「金融セミナー」実施し、若い方に資産形成の重要性をご説明したりしています。日々の業務を通して、自分の仕事が地域のお客さまのお役に立てる仕事であることを実感しています。
新入職員が最初に地域のお客さまと近く接することのできるATM案内。私は、お客さまの立場に立って機械操作の手順をわかりやすく丁寧に案内することや、世間話を通してお客さまを知ることを心がけています。お客さまから「親切に教えてくれてありがとう。またあなたに案内してもらいたい」と感謝のお言葉をいただき、少しずつお客さまのお役に立てていることをうれしく感じています。これからもっと、経験を積み、地域のお客さまのお役に立てるよう頑張っていきたいです。
当金庫のSDGsに関する取組みの一環として「フードドライブ」のイベントを自治体と連携して行いました。これは、フードロスを減らすため、家庭等から余剰となった食品を無償でご提供いただき、子ども食堂などの福祉団体に届けて活用していただくというもの。私はその取組みのリーダーとして、イベントの企画段階から携わり、自治体と連携しながらイベント開催に向けて尽力しました。イベント当日はたくさんの地域の方に食品を持参していただくことができ、自治体より感謝の言葉もいただきました。私のような若手職員でもこのように地域社会に貢献できたことをとてもうれしく思います。