DE&Iへの取組み
京都中央信用金庫
DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)宣言
京都中央信用金庫は、全ての職員が自身の個性を最大限発揮できる組織の醸成に向け、従来より取り組んでまいりました「D&I」の概念に「エクイティ(公平性)」を追加したアプローチである「DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)宣言」を制定しましたので、下記の通りお知らせいたします。
今後も、職員一人ひとりが互いの理解と尊重に努め、多様な人財が自身の能力を最大限発揮できる環境整備を行うと共に、「On Your Side」の経営理念の下、全役職員が一丸となって地域社会の発展に貢献してまいります。
京都中央信用金庫
理事長 白波瀬 誠
〇制定日
2024年10月11日
宣言内容
私たちは、「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン」を実践することにより、職員一人ひとりの異なる強み・個性・価値観を尊重し、全職員が公平・公正な成長機会を得ながら自身の能力を最大限発揮できる組織を目指します。
- ダイバーシティ(Diversity)-多様性の尊重-
- 私たちは、年齢や性別、国籍、人種、民族、宗教、障がいの有無、性的指向や性自認、キャリア、働き方、ライフスタイル等、職員一人ひとりの多様な個性を認め合い、互いに尊重します。
- エクイティ(Equity)-公平な機会の提供-
- 私たちは、職員一人ひとりの個性に応じ、新たな分野に誰もがチャレンジできる公平なスタートラインを提供し、全職員の主体的な挑戦・成長意欲を支援します。
- インクルージョン(Inclusion)-心理的安全性の確保-
- 私たちは、職員一人ひとりが互いの個性を認め合い、心理的安全性の高い職場を実現することにより、誰もが前向きに活躍できる環境を整備します。
当金庫のDE&I推進体制
当金庫では、理事長をDE&I推進最高意思決定者とし、DE&I推進担当役員の所管の下、仕事と育児・介護の両立支援を始めとした各種施策の検討を行っています。
具体的施策の策定・検討は、DE&Iプロジェクトチームを中心として展開していきますが、すでに金庫として取り組んでいる健康経営部門との連携の他、外部専門家からの意見等、組織横断的な活動により、全ての職員が自身の個性を最大限発揮できる組織づくりを進めてまいります。
組織体制
DE&I推進
プロジェクトチームの発足
当金庫では、金庫全体に於けるDE&I推進に一層取り組むべく、2024年9月「DE&I推進プロジェクトチーム」を発足いたしました。
【設立の背景】
我々を取り巻く環境が目まぐるしく変化し、世の中の不確実性が高まる中、既存の行動や価値観・考え方では、金庫が持続的に成長し、地域のお客様へ新たな価値を提供し続けることは難しくなってきています。
このような時代の中、職員一人ひとりが公平・公正な成長機会を得ながら自身の能力を最大限発揮できる組織作りを一層進化させることを目指し、DE&I推進の主幹組織を発足いたしました。
全ての職員が公平な機会の下、自身の強みや個性を最大限発揮可能な風土を構築する為、DE&I推進プロジェクトチームを中心とした制度・意識改革により、企業価値の向上やイノベーションの創出を目指します。
【活動内容】
「ワークスタイル変革」「キャリア開発」「リテンション(人財確保)」の3項目に分類し、全職員のエンゲージメント向上を目指します。
DE&I推進目標
当金庫では、性別を問わず、全職員が多様なキャリアや働き方で活躍できる職場づくりを目指しています。
実現に向けた具体的な目標数値は以下の通りです。
【女性活躍推進法に基づく行動計画】
女性活躍推進法に基づき、2021年4月1日~2026年3月31日を計画期間とした行動計画を策定し、女性職員の活躍を積極的に後押ししています。
女性職員のキャリアアップの他、女性の両立支援推進に向け、男性職員の育児休業取得を強く推奨しており、多くの職員が育児休業を取得しています。
<女性活躍推進行動計画>
目標Ⅰ | 管理職に占める女性割合を15%以上 |
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目標Ⅱ | 男性育児休職取得率80%以上 |
【DE&I推進行動計画】
上記目標に加え、DE&Iの観点から、多様な人財の活躍・育成に向け、下記の行動計画に基づき、全職員が活躍できる環境整備を行ってまいります。
<DE&I推進行動計画>
目標Ⅰ | 有給休暇取得率80%以上 |
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目標Ⅱ | 役席者に占める女性割合を30%以上 |
社会からの評価
2019年5月、子育てをサポートする企業の中で、より高い水準の取組を行う企業が認定される「プラチナくるみん」を取得。
また、不妊治療と仕事の両立支援の取組が評価され、京都府の企業で初めて「プラチナくるみんプラス」の認定を受けました。
(2023年8月)
女性活躍推進法に基づき、女性活躍の推進に積極的に取り組んでいる企業が認定される「えるぼし」において、5つの認定基準をすべてクリアし、最上位の認定である「三つ星認定」を受けました。
(2019年5月)
健康経営プロジェクトチームを中心とし、職員の健康増進に向けた活動が評価され、昨年度に引き続き「健康経営優良法人2024」の認定を取得しました。
(2024年3月)
上記のみならず、当金庫では、労働に関する分野での取組実績が評価され、多様な表彰・認定を受けてまいりました。
主要な表彰・認定については下記の通りです。
1999年度 |
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2008年度 |
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2010年度 |
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2011年度 |
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2012年度 |
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2013年度 |
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2015年度 |
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2017年度 |
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2019年度 |
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女性が活躍する社会の実現
当金庫では、ダイバーシティの観点から、性別に関わらず、全ての職員が活躍できる環境整備に向け、女性職員の活躍を積極的に後押ししています。
【「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」行動宣言への賛同】
企業における女性活躍を進めるためには、組織トップのコミットメントも重要となります。
金庫の女性職員の意欲を高め、その持てる能力を最大限発揮できるよう、理事長自らが「輝く⼥性の活躍を加速する男性リーダーの会」に参画し、女性活躍に向けた行動宣言を策定いたしました。
会への参加を通し、女性活躍推進に関する自らの想いや取組を、組織内外へ主体的に発信することで、組織及び社会に対して女性活躍推進の重要性を伝えていきます。
【女性活躍に関する研修実施】
(2023年9月実施)
(2023年12月実施)
女性職員の活躍には、制度・環境の整備だけでなく、周囲の職員も含めた意識の変革も重要となることから、様々な研修を実施しています。
2023年度には、キャリアアップを目指す女性職員や、私生活との両立を図りながらも活躍したいと考える女性職員向けに、「女性管理職・役席者とのフリーディスカッション」を公募制にて実施したほか、女性職員の今後のキャリアデザイン機会の提供のため「女性エンパワメント研修」を実施いたしました。
<主な研修・取組一覧>
表は横にスライドして閲覧できます。
研修名・取組 | 内容 |
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女性管理職・役席者との フリーディスカッション |
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女性エンパワメント研修 |
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アンコンシャスバイアス (無意識の偏見)研修 |
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女性職員座談会 |
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「産後パパ育休」取得者 事例紹介 |
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女性職員の外部研修への派遣 |
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両立支援に向けた取組
当金庫では、育児や介護など、職員それぞれのライフイベントに応じ、全ての職員が平等な環境で能力を発揮できる環境を整備しています。
【両立支援制度一覧(一部抜粋)】
【育児休職者への復職支援】
現在、当金庫では、性別を問わず、育児のために多くの職員が育児休職を取得していますが、長期間の休職に至った場合、復職に向けて不安を抱える職員も少なくありません。そこで、復職時の不安を解消する為、出産前から復職に至るまで、様々な取組を行っています。
表は横にスライドして閲覧できます。
妊娠中 | 産休・育休中 | 復職直前 | 復職後 |
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