健康経営への取組み

京都中央信用金庫グループ 
健康経営宣言

京都中央信用金庫グループは経営理念「地域社会の発展に寄与する」に基づき、グループ会社の企業力を最大限に高め、サステナブルな地域社会の実現を目指しております。その実現には職員・社員一人ひとりが心身共に健康であることが何よりも大切であると考え、個性や能力を最大限発揮するために、グループ全体で職員・社員の健康保持、増進に取り組んでまいります。


京都中央信用金庫グループ
京都中央信用金庫
理事長 植村 幸弘


京都中央信用金庫グループ

健康経営の推進施策

健康経営の取り組みについて以下の3点を重点項目とし、各種施策を実行いたします。

  • (1)健康づくりの取り組み
    • ・健康診断受診率100%、精密検査受診率100%達成
    • ・人間ドック受診推奨
    • ・健康保険組合と連携した健康増進活動の実施 など
  • (2)メンタルヘルス対策の取り組み
    • ・ストレスチェック実施による、セルフケア支援
    • ・フォロー面談強化による欠勤者の復職支援
    • ・メンタルヘルス相談窓口の拡充 など
  • (3)働き甲斐のある職場作り
    • ・DE&Iプロジェクトと連携した柔軟な働き方の実現
    • ・有給休暇取得率の向上
    • ・各種福利厚生施策の企画、実施 など

戦略マップ

健康経営目標達成のためのKGI

〈健康経営の目標〉

  • ・職員の心身の健康を土台とし、働きがい・活力を高め、組織全体の持続的成長の実現
  • ・職員のパフォーマンス最大化による生産性向上

KGI〈目標の達成状況を確認する指標〉

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項目 目標値 達成年度 2023年 2024年 2025年
ワークエンゲージメント 4.5以上 2027年 3.9 3.7 3.7
アブセンティーズム発生率 1%以下 2027年 1.41% 1.56% -

  • ・ワークエンゲージメント
    自社で独自に定めた従業員調査内にユトレヒト・ワークエンゲージメント尺度超短縮版3項目を組み入れて測定。
    3項目(活力・熱意・没頭)のスコア(0=全くそう感じない、6=いつもそう感じている)の全従業員平均

  • ・アブセンティーズム発生率
    全従業員に対する1ヶ月以上の休業者発生率(有給休暇消化を除く)

KPI推進状況
(施策の進捗を確認する指標)

〈重点健康項目と効果検証指標〉

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重点項目 設定KPI 目標値 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
(1)健康づくりの取り組み 定期健康診断受診率 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%
精密検査受診率 95%
以上
82.0% 84.5% 85.8% 82.8% 98.4%
総合判定有所見率 33%
以下
31.3% 30.8% 31.5% 33.0% 37.0%
特定保健指導実施率 100.0% 70.3% 91.9% 99.3% 100.0%
適正体重維持者率 75%
以上
71.9% 71.5% 72.7% 69.9% 70.9%
喫煙率 13%
以下
18.6% 17.4% 16.9% 15.5% 14.6%
運動習慣者比率 30%
以上
20.9% 24.5% 26.4% 26.0% 27.2%
ウォーキング
イベント参加率
30%
以上
11.4% 11.8% 16.0% 22.0% 33.0%
(2)メンタルヘルス対策の取り組み ストレスチェック実施率 95%
以上
83.4% 88.3% 86.6% 88.8% 96.1%
ストレスチェック高リスク者判定率 1%
以下
1.4% 1.4% 2.3% 2.8% 2.2%
(3)働きやすい職場づくり 仕事と育児の制度充実度 ※1 90%
以上
85.9% 88.7%
仕事と介護の制度充実度 ※1 90%
以上
75.3% 76.5%
(4)働き甲斐のある職場作り 平均勤続年数 17年0ヵ月 14年8ヵ月 15年0ヵ月 15年3ヵ月 15年9ヵ月 16年1ヵ月
有給休暇取得率 80%
以上
60.6% 63.6% 70.9% 75.1% 73.0%
従業員のヘルスリテラシー状況 ※2 90%
以上
87.1% 84.4% 83.9%
(5)労働安全衛生法に関する指標 労働災害件数 0件 2件 1件
度数率 ※3 2%
以下
0.36% 0.18%
強度率 ※4 0.0% 0% 0%
  • 自社で独自に定めた従業員調査にて、制度の充実度合いに関する設問を組み入れて測定
    (制度について「充実していると思う」「どちらかと言えば充実していると思う」人の割合)
  • 自社で独自に定めた従業員調査にて、ヘルスリテラシーに関する設問を組み入れて測定
    (健康経営について「理解している」「少し理解している」人の割合)
  • 度数率は、100万延べ実労働時間当たりの労働災害による死傷者数をもって、労働災害の頻度を表すもの
  • 強度率は、1,000延べ実労働時間当たりの延べ労働損失日数をもって、災害の重さの程度を表したもの

〈その他生産性測定指標〉
【回答者数2,567名 回答率96.1%】

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項目 目標値 2023年 2024年 2025年
プレゼンティーズム損失割合平均 ※5 20%以下 23.0% 22.0% 21.6%
アブセンティーズム平均日数 ※6 3日以下 3.9日 3.9日 3.2日
  • SPQ(Single-Item Presenteeism Question 東大1項目版)を用いた従業員調査の結果
    アンケートより「普段の仕事の出来から、ケガや病気がない時に発揮できる仕事の出来を100%とした場合、過去4週間の仕事内容を自己評価。
    自己評価を実績値として、100%からの損失割合」を算出
  • 従業員向けアンケートにて傷病を理由とした欠勤・有給休暇取得日数を集計

〈各施策の実施と効果検証〉

  • ・健康経営関連のセミナー実施
内容 参加率
①メンタルヘルスセミナー 28.1%
②女性のための健康セミナー 26.3%
③感染症予防セミナー 41.7%
④睡眠セミナー 37.3%
⑤禁煙セミナー 22.2%
  • 満足度は回答者のうち、5段階で4=やや満足、5=満足と回答した人数で算出

健康経営の推進施策で設定した3つの重点項目について、効果検証を行うためにKPIを設定し、健康関連指標の改善や目標値達成に向けた取り組みを進めてまいります。

主な取組事例

  • ・2022年9月より、京都中央信用金庫健康保険組合と共同で個人向けポータルサイト「MY HEALTH WEB」を開設しました。健康に関する情報発信を行うほか、保険事業の実施・健康管理ツールとして活用し、職員の健康経営への参画を推進します。
  • ・健康管理推進室を推進統括組織として、産業医・保健師による保健指導、個別面談によるメンタルケア、食生活改善の情報提供、有所見者の精密検査受診勧奨を行い、全従業員の健康維持に努めています。
  • ・職員の健康促進のため、当庫の健保組合と共同でウォーキングイベントを実施し、積極的な参加の呼びかけを行っています。今後も運動習慣の定着に向けて、継続的な実施を行うとともに、さらなる運動機会の提供を目指します。
  • ・仕事と介護、育児の両立支援においては「DE&I推進プロジェクトチーム」を設置し、職員のニーズ把握によるキャリア支援研修や制度設計を行っています。また、定期的なアンケート等により支援策の効果を確認し、必要な改善を行うことでPDCAサイクルを運用し、より良い支援策の提供につなげています。

当金庫の健康経営推進体制

当金庫では理事長を健康経営最高責任者(CHO)とし、人事総務部および健康経営プロジェクトチームが中心となって健康経営にかかる各種施策の企画・立案を行い、健康保険組合および外部専門家(産業医・保健師等)と連携した取り組みを展開いたします。
また、安全衛生委員会と連携し、労働安全衛生に関する情報提供を行う等、職員の健康・安全に万全の体制を構築し、安心して働ける職場環境つくりに努めてまいります。


労働安全衛生マネジメントについて

労働災害の未然防止や従業員の健康増進、快適な職場環境形成の促進を図るため、厚生労働省「労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS)に関する指針」に準じたマネジメントシステムを運用しています。
主たる事業所では、毎月開催する「衛生委員会」にて、労働安全‧保健衛生活動についての報告‧審議を行い、職場の衛生管理者等を通じて活動の浸透を図っています。各営業店には衛生推進者を配置し、定期的に衛生報告を実施の上、安全衛生教育、労働環境、施設・設備に関する調査などを行っています。

また、「全国交通安全運動の実施」の案内や「交通マナーを高める事故防止コンクール」への参加など、職員の交通安全の意識向上を図っています。

健康経営優良法人2025~ホワイト500~に認定

京都中央信用金庫は2025年3月に経済産業省及び日本健康会議が実施する「健康経営優良法人認定制度」において、特に優良な健康経営を実践している上位500法人が選定される「健康経営優良法人 2025(大規模法人部門)~ホワイト500~」に認定されました。
当金庫では、「人財」こそがもっとも重要な資本と位置付けており、健康管理を経営的な視点で考え、「健康経営宣言」を公表し、(1)健康づくり、(2)メンタルヘルス対策、(3)働き甲斐のある職場作りの3点を重点項目として職員の健康への取組みを強化してまいりました。
今後もより質の高い健康経営を実践し、すべての職員が心身ともに健康でモチベーション高く、やりがいをもって働き、その能力を十分に発揮することができる職場環境の整備を図ることで、活力ある組織づくりと地域社会の発展に貢献してまいります。

「健康経営アライアンス」への参画

「社員の健康をつうじた日本企業の活性化と健保の持続可能性の実現」をミッションとして、設立された組織「健康経営アライアンス」へ参画いたしました。
健康経営アライアンスは業界・業種・企業の枠を超え、省庁や学術機関などとも連携して、健康経営の実践とソリューションの開発・実装を目的として活動しています。
健康経営アライアンスの参画を通して、より質の高い健康経営を実践し、すべての職員が心身ともに健康でモチベーション高く、やりがいをもって働き、その能力を十分に発揮することができる職場環境の整備を図ることで、活力ある組織づくりと地域社会の発展に貢献していきます。

「健康経営アライアンス」の概要

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組織名
健康経営アライアンス
設立日
2023年6月30日
ミッション
社員の健康をつうじた日本企業の活性化と健保の持続可能性の実現
参画企業
503社(2025年9月29日時点)
主な活動内容
  • 1. 生活習慣病由来の重症疾患とメンタル不調による休退職といったハイリスク者へソリューションを提供し、社員の健康と組織の生産性を向上する。
  • 2. 参加企業の人事部門・健康保険組合は、データ利活用に必要な知識やノウハウを習熟し、その価値を最大限に引き出す施策を立案・実行する。
  • 3. 健康経営アライアンス参画企業への製品・サービス提供とその効果検証を通じて、実効性の高いソリューションを確立する。
  • 4. 上記 1~3 の成功事例をモデル・標準化し、アライアンス外の企業にも広く展開し、実装することで、日本の産業界を“元気”にする。

【健康経営アライアンスWebサイト】

URL:https://kenkokeiei-alliance.com/

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