京都市スタートアップ支援ファンドの投資先決定について

 京都中央信用金庫(理事長 白波瀬 誠)、京都信用金庫、京都リサーチパーク株式会社を有限責任組合員として、また、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社を無限責任組合員(ファンド運営者)として設立された「京都市スタートアップ支援投資事業有限責任組合」(略称:京都市スタートアップ支援ファンド・以下、同ファンド)は、下記のとおり2社の投資先企業を決定いたしましたので、お知らせいたします。
 同ファンドは京都市の施策である「まち・ひと・しごと・こころ京都創生」総合戦略の取り組みの一つとして、地元産業の育成を主眼として2016年4月28日に設立された創業支援ファンドです。
 今般、京都リサーチパーク株式会社から5,000万円の追加出資が実施され、同ファンドの総額は2億6,000万円となりました。
 当金庫は今後も地元企業の積極的な育成・サポートを通じて、地方創生の支援に努めてまいります。



1.投資先企業について

(1)2016年8月22日投資決定企業
企業名 株式会社坂ノ途中(さかのとちゅう)
代表者 代表取締役 小野 邦彦
事業内容 無農薬オーガニック野菜のインターネット宅配・卸売及び就農支援事業
所在地 京都市南区吉祥院西ノ庄東屋敷町126
設 立 2009年7月21日
資本金 26,950千円(投資前)
投資額 10,152千円(10月中に投資実行予定)
投資方法 種類株式の取得
その他 2016年4月京都市ソーシャルイノベーション研究所(通称:SILK)主催
第1回「これからの1,000年を紡ぐ企業」認定

 <投資先企業及び投資の概要>
 投資先企業は、農薬や化学肥料などを使用しない環境負荷の小さい農法によって栽培されるオーガニック野菜のインターネット通販、直営店舗、飲食店や小売店を通じた販売を行う2009年7月設立のベンチャー企業です。
 上記事業の他、ウガンダにて有機農業の普及事業や京都府内の直営農場を通じた環境負荷の小さい農法を実践する新規就農者支援事業を展開し、農業のあり方を持続可能なものへ変えていくことで、持続可能な社会の実現を目指しています。
 今回の投資は、同社のコア事業であるオーガニック野菜のEC通販事業の拡大及び新規事業展開を支援するもので、今後の事業拡大が大いに期待されています。


(2)2016年9月29日投資決定企業
企業名 リボンディスプレイジャパン株式会社
代表者 代表取締役 須山 透
事業内容 液晶ドライバ製品の企画、開発、販売
所在地 京都市下京区七条御所ノ内本町88-1
設 立 2014年8月8日
資本金 160,050千円(投資前)
投資額 10,200千円(10月中に投資実行予定)
投資方法 普通株式の取得
その他 2015年3月「京都市ベンチャー目利き委員会」Aランク企業認定

<投資先企業及び投資の概要>
 投資先企業は、液晶ドライバ事業から撤退したパナソニックをスピンアウトしたメンバーを中心に2014年8月に設立されたベンチャー企業で、TV用液晶パネル駆動用ドライバの設計開発と販売をコア事業としています。
 同社が開発した液晶ドライバは、既に国内大手パネルメーカーに納入されており、今後は市場が拡大中の中国および台湾の大手メーカーへの同社液晶ドライバの拡販を予定し、日本の新たな半導体のビジネスモデル構築を目指しています。
 今回の投資は、価格競争力および性能面で優れた次世代型の液晶ドライバの研究開発を支援するもので、今後の事業拡大が大いに期待されています。



2.<ご参考>投資事業有限責任組合の概要

名 称 京都市スタートアップ支援投資事業有限責任組合
設立日 2016年4月28日
有限責任組合員 京都中央信用金庫、京都信用金庫、京都リサーチパーク株式会社
無限責任組合員 フューチャーベンチャーキャピタル株式会社
ファンド総額 2億6,000万円
運用期間 設立日から2025年12月31日まで(延長期間は最長2年)

以上
記載の内容は2016年10月4日現在です。
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